私は不労所得を増やすという目標のため、配当利回りや優待利回りの良い日本株に投資を行なっています。
しかし、投資先の分散という観点から見ると、日本の個別株にしか投資を行わないのは低リスクとは言い難いですし、人口減少や長期化したデフレから抜け出せない日本経済の未来は決して楽観視できない状況なので、減配リスクもあります。
そこで、長期投資先として優秀だと思われる米国投資信託を次のステップの投資先に選択することを考えてみます。
eMAXIS Slim S&P500を買うべきか
- スタートして1年ちょっとの若い投信
- どんどん資産額は増えている
- 信託報酬がかなり安い(0.16%)
なんと言っても、投資信託の中ではトップクラスに管理費が安いので、ほったらかし投資に最適です。実際、NISAやiDeco枠で購入している人が多いようで、資産総額も調子よく増えています。
しかし、S&P500はそもそも高配当株を集めた指数ではないため、配当利回りは1.5%程度と、高いとは言えません。そのため、景気後退時には満足な分配金が得られない可能性が高いです。
特に、最近1年間でみると指数がほぼ横ばいですので、もう少し配当利回りが良いほうが嬉しさが大きいかもしれません。
そこで、S&P500銘柄の中でも高配当な銘柄に絞ったETFである、VYMを検討してみます。
米国高配当株式ETF(VYM)を買うべきか
バンガード社が販売している米国高配当ETFであるVYMは、S&P500のうち、高配当な銘柄に絞ったETFで、次のような特徴があります。
- 銘柄には様々な業界に分散(金融業が多めか)
- 組み入れ銘柄は400社
- 経費率は0.06%とかなり低い
- 配当利回りは3.15%
- クオーターごとに配当金が分配される
配当金は順調に伸びており、とても良さそうですね。米国高配当株を個別に買うのなら、これを買っておくだけで安心、という感じがします。
しかし、昨今の日本の高配当株を見てみると、5%を超える銘柄も多く、為替のリスクもあるため、もう少し配当利回りが高い米国ETFであるSPYD(4.6%程度)なども検討する余地があるかもしれませんね。
米国増配株式ETF(VIG)を買うべきか
VIGは10年以上増配を続けている米国株を集めたETFです。増配の可能性が低い銘柄は除いてくれるため、配当利回りだけではなく、成長面での期待もできるETFです。
- 銘柄には様々な業界に分散(工業や消費者サービスが多い)
- 組み入れ銘柄は184社
- 経費率は0.06%とかなり低い
- 配当利回りは2.16%
- クオーターごとに配当金が分配される
GAFAの成長を確信するなら
最後に、私の家族が保有しており、良い成績を出しているアクティブファンド「netWIN ゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンド」についても紹介します。
- Aコースは為替ヘッジあり
- Bコースは為替ヘッジなし(現状はこちらのほうが成績良いです)
- 信託報酬は2.0%と結構高い
期間 | 平均利回り |
---|---|
1年 | ▲1.48% |
3年 | 9.36% |
5年 | 12.26% |
10年 | 19.24% |
アクティブファンドなので、けっこう信託報酬は高いです。ですが、これまでのリターンを考えると悪くない成績を収めているのではないかと思います。私は家族からこの銘柄の受け継いで保有しています。売却して高配当ETFに変えてしまうのも選択肢の一つではありますが、GAFAのブランドや集積性の高いビジネスを考えて、少なくともあと1~2年は様子を見ようと思っています。
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